「役者は体で想像をする。ジェスチャーや動くことなしで、内的なイメージに反応することはできない。」マイケル・チェーホフ

  マイケルチェーホフテクニックのマスター講師であり、テルアビブ大学の名誉教授であるデイビッドジンダーから講演（通訳有り）をしていただきます。彼の著作「Body Voice Imagination: ImageWork Training and the Chekhov Technique」は、俳優が創造的な仕事をする上で必要な総合的な能力を培うために、サイコフィジカルアプローチに基づくトレーニング方法、その詳細な指示と説明、訓練から応用に至るまで書かれており、チェーホフテクニックの理解を深めるだけでなく、俳優訓練を知る上でとても有益な本です。今回はデーヴィッドジンダー氏より、俳優の体や訓練の土台となる考えをお話していただきます。

　また来ていただいた方には、デーヴィッドジンダーが書いた論文をお渡しします。

≪デーヴィッドジンダーの講演についての説明≫

 　役者のトレーニングにおいてサイコフィジカルアプローチは、俳優の仕事を自分自身と分けて、想像の世界に移行させてくれます。私のイメージワーク（ImageWork）トレーニングとチェーホフテクニックの根本的な考えは、パフォーマンスの空間での俳優の身体と想像との共生関係であるということです。この講演では、例を使い、この考えについて説明していきます。

The psycho-physical approach to actor training moves the work of the actor away from him/herself into the world of the imagination. The fundamental concept of my Training - ImageWork - and of the Chekhov Technique is the symbiotic connection between the body and the imagination of the actor in the performance space. This lecture will elaborate on that concept with examples.   

※ドーネーション（寄付制）っていくら払えばいいのかという質問があります。まずドーネーション制にしたのは、お金ということを気にせずに、学生や俳優に来てほしいからです。それでも現実的に多くの経費が掛かっております。自分が良識だと思える御寄付を何卒お願い致します。